ビニールハウス、パイプハウスに使用するハウスの引戸ドアを取り付けるには
どのくらいの大きさ(開口部)があればいいのでしょうか。
それと、開口部の限界はどのくらいでしょうか。
今回はメーカー東都興業さんの商品
マルヒロドアEX! で
ハウスの引戸ドアはどんな感じなのか
確認したいと思いますっ
結論を先に見る場合はまとめよりどうぞ!
目次
例とする開口幅 と ドアの選び
例として下のような開口部があります。
実際に開口部の大きさを測ってみると 幅は93cmくらいで
高さは170cmくらいです。
開口部は 930×1700 (mm) ですね。
このサイズに合うマルヒロドアを探します。
東都興業さん公式から 規格表を確認します。
2行目の
MD-EX 10×18 1000mm×1800mm
で大丈夫そうですね。
開口部より大きめにすれば問題なしです。
注意点
注意点として 引戸ですので
ドアを開けたときに引戸が移動する分も確保しないといけません。
厳密には上のレール部分が納まらないといけません。
右開き 左開き はどちらでも変更して取付ができます。
これでどの規格を選ぶか、取付ができるか確認ができました。
開口部の限界目安
次に開口部の限界を知るため 話を戻します。
今回の例の開口部は 930mm×1700mm でした。
実は、例についている引戸ドアの規格は 先ほど選んだ規格の一つ下
MD-EX 10×16 1000mm×1650mm がついています。
高さが50mm足りないはずなのに ドアは隙間なく取付できています。
これは規格の寸法が どこからどこまで を測っているかがポイントだからです。
規格の高さ寸法は下の黄色線部分になります。
下の部分と上の部分を拡大します。
ドア 下部分は ドアが走るレールと そこを走るための部品
ドア 上部分は ドアの支えとなるレールがあります。
この部分は寸法に含まれていません。
規格の寸法はあくまでドアの寸法です。
この部分を足すと 7+5 合計 +13cm くらいになります。
そして、ドア上部分の部品(上レール)は ドアがガタついたり、倒れたりしないよう
ドア本体がある程度収まってないといけません。
その分を 2cm くらい確保したとして 13 - 2 = 11cm
ドア1650mm + 11cm で 1760mm
MD-EX 10×16 は
1760mm がおおよそ限界の高さです。
マルヒロドアのレールは規格ごとに長さは変わっても
形状は変わらないので、どの規格も 規格高さ+11cm が一つの限界目安になります。
限界目安の留意点 と 二つ目の限界目安
次は 限界を選んだ時の注意点です。
高さを 先ほど紹介した限界で開口部にあわせた場合、ドアの上部分(レール部分) も開口部内に収まる形になります。
この部分はビニール/フィルムをつけられず、密封性が少し悪くなりそうです。
またドアの部品と他の部品が近すぎて干渉する可能性があります。
その場合、ビス止めに変更するなど工夫をしないと多少隙間ができそうです。
これを考慮するとしたら
ドア上部分は限界に入れないとして
ドア下部分のみ +7cm がプラスされて
1650mm + 7cm で
MD-EX 10×16 は
高さ 1720mm が限界(理想、無難)の高さになります。
開口幅
最後に幅ですが 幅は 表示規格から 約+2cm になっています。
これもマルヒロドアのどの規格も同じです。
MD-EX 10×16 は 1000mm ですので 1020mm になっています。
なので数字上 限界は1020mmなのですが
ドアが左右の縦柱と重なる程度におさまってた方が
密封性や見た目も良いと思います。
例えば写真のように 左右の縦柱が22mm径のパイプだとしたら
ドア幅1020 - パイプ径22(右) - パイプ径22(左) = 976mm
ドアと縦柱が重なる理想的な開口幅は 約97cm になります。
まとめ
開口部にあわせて適切なドアが選べるよう解説しました。
マルヒロドア の 表示規格はドア本体の寸法なので
他の部品を含めると
高さは プラス約11cm 幅は プラス約2cm あることが分かりました。
限界の開口にすると、密封性や見た目が微妙なことから
高さは 表示規格からプラス7cm で 幅は縦柱を含めて考慮する になりました。
今回例として実際に取り付けられている
マルヒロドア 品名MD-EX10×16 規格1000×1650 の場合
開口部の理想の寸法は 970×1720 となりました(縦パイプ径22mm)
サイズ選びの参考になれば幸いです!