ボルトがなめた(泣)外れないボルト(ネジ)の対処と直し方。おすすめ工具いろいろ

未分類
「スポンサーリンク」

不安と焦り、イラだちのせいで、どんどんなめてしまったそのボルト。。

一旦やめましょう

それ以上続けてもひどくなる一方です。

そのボルト(ネジ)はもう一筋縄ではいきません。

とりあえず一旦やめませんか?

道具や工具を一旦整理して、一旦そこから離れましょう。

タバコ吸うなり、コーヒー飲むなりしましょう。

今作業が中断してしまい、スマホで必死にしらべている方。。

参考になれば幸いです。

「スポンサーリンク」

回らないボルト(ネジ)を回す(外す)方法

回らないものを回す方法をまとめてみました。

・一旦やめる

・ネジ山をブラシする(ゴミをかきだす)

・潤滑剤を付ける。

・輪ゴムや何かを噛ます。

・ワンサイズ大きい工具を加工(削る)しきつい工具を作る

・ボルト切り込みを入れタガネなどで叩く

・溶接して回す(部品、または工具)

・熱で炙る

・破壊する(ドリルや専用工具)

・専用工具(逆ネジ、ネジザウルスなど)

一旦やめて動かない原因を考える

自動車整備士の知り合いに良く言われたのが
一旦その場から離れて小休憩することでした。
しばらくしてから再開すると不思議と解決することがあるからです。

動かない原因は基本的にはボルト(ネジ)の締めすぎか
ネジ面の異物や錆、長期固定による固着です。(摩擦が強固になっている

ネジ山部分の汚れを取ったり、潤滑材を使って接触抵抗を少なくするのが一般的です。

また、母材反対側のナットが空回りして取れない状況になっている場合があります。

効果がありそうなものからやっていく

ボルト(ネジ)の外し方を紹介していきます。
「ダメで元々」です。手元に道具がなくても何か代用できればそれでもいいと思います。

ネジ山をブラシする(ゴミ、錆をかきだす)

ネジ山に錆やゴミがあるとうまく回りません。
届くようであればまずはブラシをして汚れをかきだしましょう。

ブラシはワイヤーブラシがおすすめです。
ブラシ後は錆びる可能性が高いので、潤滑材やグリスを塗ると延命できます。

ワイヤーブラシはブラシ効果が強いためキズが付くとも言い換えられます。
相手の素材を痛めたくなかったり、環境的に使えなそうなら

塩ビ製の万能タイプのブラシがオススメです。

歯ブラシでもタオルでもOKです。

潤滑材を付ける

潤滑剤を付けて、摩擦抵抗をなくして外します。
知り合いは良く「潤滑剤」を「おまじない」と言っています。

作業する前日や数時間前にやっておくのが特におすすめです。

吹き付けたあとに
ボルト(ネジ)を軽くゴムハンマーなどで叩くことで
潤滑材が奥まで浸透して回りやすくなる可能性が高くなります。

吹き付け後はしっかり時間を置くことが重要です。
すぐ取り掛かる場合は、工具が接触するところに潤滑剤がついていないことを確認してから取り掛かります。
潤滑剤がついている場合は脱脂(潤滑剤をふき取る)してから取り掛かります。
(工具が滑っては意味がないため)

一般的に潤滑剤にはガソリンが含まれています。
極端な表現をするとガソリンはゴムを溶かしますので
母材やその反対側などにゴム製品がある場合は
取り外したのちしっかり洗っておくことがおすすめです。

最初からゴムを傷めない方法として「シリコンスプレー」を使う方法があります。

少し話がズレてしまいますが、、溶接工だったとき60代すぎの親方が
ガスバーナーのホース(チューブ)が元栓につながらなかった時に
「自分のツバ」を使って取り付けたのを目撃した時があります。
「汚な!」と思いましたが「だから仕事が早いんだ!」とも思いました。

潤滑スプレーのオススメ。。!

潤滑スプレーといえば「呉5-56」
言わずと知れた製品です。地域によりますがコンビニでも販売しています。

おすすめは噴射パターンを簡単に切替できる、下のタイプの製品です。


本当のおすすめ!「ワコーズ ラスペネ」

吹きかけた時の浸透力も一目瞭然で、かなり高評価がある製品です。
値段は割高ですが色々試し買いするリスクを考えると
最初から「ラスペネ」を買った方がいいと思います。


標準の 容量350mlタイプ


コンパクトタイプの 「ラスペネ・ミニ」容量180ml


室内や日用品に適した「無臭性」タイプ


潤滑剤スプレーで参考になるおすすめの動画↓

ラスペネについておすすめの参考動画↓

輪ゴムや何かを噛ます。

例えば 輪ゴムをネジとプラスドライバーの間に挟んで(押しつぶして)ネジを回します。

プラスネジやマイナスネジですと
回す力より押しつける力の方が大事になります。

個人的にはこの方法で回せた(外した)ことはありませんが、テレビでも度々紹介されています。

屋内や車内などの、室内でのネジやボルトに効果がありそうな印象です。

工具を加工する

例えば 六角穴付きネジの場合
ワンサイズ大きい工具(六角棒)をサンダーやグラインダーで削って
ネジにきつくはまる工具を作ります。

相手がナットの場合はワンサイズ小さい工具(スパナ)から削って
きつくはまる工具を作ります。

工具がないのに作業を中断できないときも検討できます。

ボルトに切り込みを入れタガネなどで叩く

サンダーやタガネなどを使い、引っかかる溝を強引に作り、そこから叩いて回していきます。
変形することがあるので注意が必要です。

溶接して回す

動画内の 3:30~ から説明があります。なめたボルトにナットを溶接して外します。

溶接となると大がかりに聞こえますが
下の2つは家庭用電源さえあれば溶接できるタイプです。
内1つは工具の専門店「アストロプロダクツ」より販売されていますので店舗で確認できるかもしれません。

※溶接は「スパッタ」という火花がでます。「フューム」という体に悪い煙がでます。

熱で炙る

自動車のマフラーを外す際に
近所を少し走ってから熱いうちに外す方法があります。

熱をくわえることで 素材の膨張、収縮により緩みやすくする方法です。

しかし材料によっては凝着現象がおきたり、割れやすくなったりするようで少し危険です。

このほかにも、プラスチック製品や硬質ゴムの素材をはめ込む際に
素材をストーブなどで少しだけ温めるとすんなり入ることがあります。

※写真はイメージです。実際に火を使う場合は潤滑剤や爆発物がないか注意です。

破壊する

最終手段です。
鉄鋼用ドリルで、外せないボルトに穴を空けていきます。

ボルト削ってボルトをなくすイメージです。

母材側にネジ山(めねじ)がある場合は、ネジ山を作り直します。

穴をあける ドリルビットセット

ドリルは最初に小さい穴をあけて、そこからサイズを大きくして穴を広げていきます。


ネジ山をつくる 「タップ」

母材側にネジ山があり、ネジ山を新しく作る場合は
タップハンドルを使いあらたにネジ山を作ります。

最初の穴の大きさ(下穴)は調べれば分かりますが
シンワのスケール(定規)の裏側に早見表があるのであると便利です。

例えば M10が入るネジ山をつくりたいときは 下穴8.5mmをあけてからネジ山を作ります。

ナットを壊す ナットブレイカー

円形の中に外せないナットをいれて、タガネの形をした部分を締めていきナットを壊します。

「ナットブレイカー」は壊すナットの「二面幅」を確認して、必要なサイズを用意します。
二面幅の寸法は下の写真の部分です。

専用工具を使う

最後にお求めやすい専用工具や、少しマイナーと思われる方法など紹介します。

バイスプライヤーで強く固定して回す。

バイスプライヤーは物を強く挟み、その状態を固定(維持)することができる工具です。

強く固定した状態で滑らないよう慎重に回し、外します。

専用工具プライヤー「ネジザウルス」を使う。

プライヤー「ネジザウルス」は(株)エンジニアの製品で
先端の挟む箇所の溝が縦になっていて、ネジを垂直に挟んでネジを回します。
頭の出ているネジに使うことができます。

「ネジザウルスバズーカ&モグラセット」

こちらも(株)エンジニアの製品で
「頭の出ていないネジ(皿ネジ)」と「六角穴付ボルト」用のセット品です。

左に回すと食い込んでいく「逆ネジ」を使い外す方法と
ハンマーで専用工具を叩きこみ外す方法です。

ケース付きでなくす心配もありませんし
必要な時はトラブルの時ですので幅広く対応できる

頭の出ていないネジ(皿ネジ)と六角穴付ボルト用のセット品です。
専用工具を
軽症時と重症時で工具が分かれています。
参考に

(株)エンジニアは他にも便利な工具が紹介されてますので
今必要な工具が見つかるかもしれません。

ショックドライバー

叩く力 を 回す力 に変える工具です。

ネジにあてがいながら、ショックドライバーをハンマーで叩きます。

叩くとネジに、押し付ける力と回る力が加わります。

場所によってはやりすぎるとネジ周辺が変形しますので注意が必要です。

逆ネジ

なめてしまったボルトやネジに少し穴をあけて

その穴に、左回転で食い込む工具(逆ネジ)を使い外します。

リコイルヘリサート

リコイルは損傷したネジ山(めねじ)を再生させたり、補強として使います。

特殊工具ですので、セットで揃える事をオススメします。

分かりやすいおすすめ動画↓

細かいところが分かる動画↓

ナットツイスター

ソケットが特殊な形をしていて

回すとボルトに食い込むようになっています。

ボルトは再利用不可となります。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました。

どうでしょう。。外れそうでしょうか。

ボルトやネジで適した工具が変わってきますが参考になれば幸いです。

5分~10分くらい休憩すると、違うこと思いついたり
外れなかったのが急に外れることもあります。不思議!

大変な状況お察しします。頑張ってください!

タイトルとURLをコピーしました