似たり寄ったりで様々なパッカーがでていますが、それぞれ適した用途があったりします。
今回は3種類のパッカーの紹介と、とめ方などを紹介します。
パッカーとは
パイプにビニール、フィルム、防虫ネットなどを一緒に挟み込み、固定する資材です。

パイプに押し付ける形ではめ込みます。一緒にビニールなどを挟むことにより資材が固定されます。
外すときの専用工具もあります。
固定の仕方
パッカーの端部分からはめ込み、押しつけながら徐々に全体をはめ込みます。

そもそもですが、かたくて一気にはめ込むことはできません。。。
この状態が仮止めになり、まだ簡単に外れます。
いきなり固定せず、固定したいものを全体的に仮止めし
位置やビニールの張りが良さそうであれば、すべてパイプに押し込み固定します。
冬はパッカーが硬いことも。。。
冷えきったパッカーはより硬く、作業がしづらい場合があります。
屋内で保管するか、お湯や温風などを使ってパッカーを温めると取付しやすくなります。
パッカーの選び方

普通のパッカーと巻き上げに適したパッカーがあります。
フィルムを巻き上げるパイプ(ビニールハウス巻き上げ換気)に使う場合は
巻き上げの際キレイに巻けるよう、突起のないパッカーを選びます。
パッカー 3種類の紹介
メーカーと商品名は下記です。
クリックするとメーカーのホームページに移動します。
順番に紹介します。
1.マルフジパッカー
パイプサイズ | 長さ | 口幅 |
19.1mm用 | 146mm | 10mm |
22.2mm用 | 146mm | 11.3mm |
25.4mm用 | 147mm | 14.3mm |
緑色のパッカーです。
ステンレスのバネを内側に埋め込むことで把握力を向上させています。
粘りのあるやわらかさがあり、しっかり押さえます。
口幅の両端が膨らんでいるので
掴みやすく、手で何とか取ることができます。
また、そのため巻き上げには適しません。。
2.ジュラコンクリップ
パッカー(パイプ)サイズ | 長さ | 口幅 |
19.1mm用 | 130mm | 12mm |
22.2mm用 | 129mm | 13.4mm |
膨らみがないため巻き上げに適しています。
材質が硬く、膨らみがないため外すのは大変です。
3.プロパッカー
パッカー(パイプ)サイズ | 長さ | 口幅 |
19.1mm用 | 141mm | 10.9mm |
22.2mm用 | 141mm | 12.4mm |
25.4mm用 | 141mm | 14.4mm |
外側にあるステンレスのバネと、内側に施した凹凸の加工により
把握力を向上させています。
取り外しがしやすいようくぼみがあります。(写真真ん中)
メーカーからは巻き上げ用としてでていますが
結論どこでも使えるパッカーとなります。
実際は破れる?外すときの苦難

シーズンが過ぎればビニールは外すという方もいると思います。
暖かい日はパッカーが温まり素手でも比較的外しやすいですが
丁寧に外そうと思ってもビニールが破けることは多いです。
おまけに外す力でパッカーが飛んでいきなくなっちゃうことも。。。
破かないよう、楽に外す工夫!
そのため、農家さんは様々な方法で
破かないよう取り付けたり、取り外しがしやすいようしていました。
それは・・・
パイプとビニールの間にもう一つ何かを挟む
外す際は間に挟んだものを引っ張り外します。

↑の写真はビニール袋を間に挟んでいます。実際は肥料袋などを使っていたりします。

こちらはマイカセン(黒い紐)を使った例です。
こちらだと見た目が良いですね!
まとめ

購入の際は普通の場所に使うのか、巻上として使うのか。注意したほうが良さそうです。

パッカーはこちら↓
マイカセンはこちら↓
https://www.miyata-bussan.jp/shop/parts/parts_5.html#maikasen