【回らない】「くるっ子」を分解してみた【ビニールハウス】

農業関係
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農業ビニールハウスの 手動巻上部品「くるっ子」が回らなくなってしまいましたので
できるところまで分解して原因を探ることにしました。

分解したところ おそらくコイルが固着して回らなくなったことが原因でした。

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回らない「くるっ子」

今回分解する 回らなくなった「くるっ子」です。カバーが少し破損してます。
回そうとすると、一定のところから動きません。

くるっ子の取付、取外しの際は10mmと13mmのレンチが必要です(記録用)

分解開始

カバー同士がつながっている箇所の隙間に マイナスドライバー差し込み開けました。

カバーが劣化していて元に戻すのは難しそうです。


中の状態は写真の通り、錆と泥?などでかなり汚れていました。

けれど 歯車が欠けていたり、何かが詰まっている様子はなさそうなので
回らない原因は歯車ではなさそうです。


最初のカバーを全部外しました。この状態から見えるところに不具合はなさそうです。

どうも写真の矢印の中が怪しいです。

写真から見える矢印の周りにプラスのネジがあります。
こちらを外していきます。


ネジが錆と泥で全く回りませんでした。
専用工具の「ネジザウルス」でなんとか外すことができました。


さらに分解します。回らない箇所が分かりました。

使用時の写真から見ると取手側になる部分(黒い丸をしたところ)が回らない状態でした。


回す時に写真のコイルのような部分も回る気がするのですが 回りません。
破損している様子もないので 経年劣化と錆、泥でここが固着してしまったようです。

くるっ子は使用時、巻上途中で手をはなしても下に落ちません。

少し程度の力(ある程度の重さ)までなら回らないで 下に落ちないようになっています。
おそらくこのコイル部分がその役割をしていて
固着しやすい部分なのではないかと思います。

潤滑剤ですと 「クレ55-6」 や 「ラスペネ」 がおすすめです。 

まとめ

回らなくなってしまった「くるっ子」を分解して原因を調べてみました。

今回の原因は内部のコイル(?)の固着のようでした。

対策としては 定期的に潤滑材をカバーの隙間から吹きかけておくことや
用がなくてもたまに回してみることだと感じました。

長く使っていて回らなくなってしまった場合は
錆や泥、劣化により 分解すると元に戻すのは難しそうです。

カバーの隙間から潤滑剤を吹きかけ、時間をおいてから力を入れて回してみるといいかもしれないです。
分解しないで潤滑剤を吹きかけるのであれば
浸透力が強いワコーズの「ラスペネ」がよさそうと感じました。

ご覧いただきありがとうございました!誤りがあったら申し訳ございません。
一つの参考としていただければ幸いです。


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