農業ビニールハウスの 手動巻上部品「くるっ子」が回らなくなってしまいましたので
できるところまで分解して原因を探ることにしました。
分解したところ おそらくコイルが固着して回らなくなったことが原因でした。
回らない「くるっ子」
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![](https://temoblog.com/wp-content/uploads/2019/09/IMG_1573-800x1066.jpg)
今回分解する 回らなくなった「くるっ子」です。カバーが少し破損してます。
回そうとすると、一定のところから動きません。
分解開始
![](https://temoblog.com/wp-content/uploads/2019/09/IMG_1575-800x1066.jpg)
カバー同士がつながっている箇所の隙間に マイナスドライバー差し込み開けました。
カバーが劣化していて元に戻すのは難しそうです。
![](https://temoblog.com/wp-content/uploads/2019/09/IMG_1576-800x1066.jpg)
![](https://temoblog.com/wp-content/uploads/2019/09/IMG_1577-800x1066.jpg)
中の状態は写真の通り、錆と泥?などでかなり汚れていました。
けれど 歯車が欠けていたり、何かが詰まっている様子はなさそうなので
回らない原因は歯車ではなさそうです。
![](https://temoblog.com/wp-content/uploads/2019/09/IMG_1587.png)
最初のカバーを全部外しました。この状態から見えるところに不具合はなさそうです。
どうも写真の矢印の中が怪しいです。
写真から見える矢印の周りにプラスのネジがあります。
こちらを外していきます。
![](https://temoblog.com/wp-content/uploads/2019/09/IMG_1581-800x1066.jpg)
ネジが錆と泥で全く回りませんでした。
専用工具の「ネジザウルス」でなんとか外すことができました。
![](https://temoblog.com/wp-content/uploads/2019/09/IMG_1590.png)
さらに分解します。回らない箇所が分かりました。
![](https://temoblog.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_1615_Original-300x266.jpg)
使用時の写真から見ると取手側になる部分(黒い丸をしたところ)が回らない状態でした。
![](https://temoblog.com/wp-content/uploads/2019/09/IMG_1591.png)
回す時に写真のコイルのような部分も回る気がするのですが 回りません。
破損している様子もないので 経年劣化と錆、泥でここが固着してしまったようです。
くるっ子は使用時、巻上途中で手をはなしても下に落ちません。
少し程度の力(ある程度の重さ)までなら回らないで 下に落ちないようになっています。
おそらくこのコイル部分がその役割をしていて
固着しやすい部分なのではないかと思います。
潤滑剤ですと 「クレ55-6」 や 「ラスペネ」 がおすすめです。
まとめ
![](https://temoblog.com/wp-content/uploads/2019/07/anki_card-150x150.png)
回らなくなってしまった「くるっ子」を分解して原因を調べてみました。
今回の原因は内部のコイル(?)の固着のようでした。
対策としては 定期的に潤滑材をカバーの隙間から吹きかけておくことや
用がなくてもたまに回してみることだと感じました。
長く使っていて回らなくなってしまった場合は
錆や泥、劣化により 分解すると元に戻すのは難しそうです。
カバーの隙間から潤滑剤を吹きかけ、時間をおいてから力を入れて回してみるといいかもしれないです。
分解しないで潤滑剤を吹きかけるのであれば
浸透力が強いワコーズの「ラスペネ」がよさそうと感じました。
ご覧いただきありがとうございました!誤りがあったら申し訳ございません。
一つの参考としていただければ幸いです。
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